おちゃだより

雑談、ひとこと、気持ち、、、

中学時代一番仲良かった友達の結婚式へ行った話 #2

僕の知らないDくん

(昨日の続き)

 

 大学時代に会ったのは一度だけ。21歳の年に地元であった「1年遅い成人式」に行ったとき。僕は行きたいけど誘って一緒に行く人がいなくて、半ば強引にDくんを誘った(LINE返信ないからわざわざインスタ探してやった)。そこで会った彼は見覚えのない外見と中学時代のままの性格をもっている、「僕の知るDくん」状態だった。

 

 彼は僕とは全然違う経験をしてきて、髪は金に染まりタバコを吸うようになっていた。はじめは見覚えのない外見(髪染めるとかピアスとかするんだあ)で驚いた。だけど、お互い話すうちにその驚きはすぐ安心へと変わった。彼は自分でアパレルブランドを立ち上げて服を作りたいという夢を僕に教えてくれた。「僕の知るDくん」21歳は、バリバリ中学時代と変わらず、僕が好きな友達であり、憧れがあった。

 

 そして、2023年7月3日、彼から「やほ!」とLINEがきた。内容は知っている、ストーリーとやらでしょっちゅう見たからな。どうやら本当にアパレルブランドを立ち上げたらしい。だからといって僕は自分からLINEするような人間じゃないヤナヤツなので、LINEがきてから「会社設立おめでとう!」と言った(ここはちゃんと本心です)。そしたらありがとうの次に、「結婚するんだ」と言ってきた。嘘だろ、結婚すんの?「7月23日に小さい結婚式やるんだけど来ない?」って。Dくんの結婚式めちゃ興味ある!「行きたい!」とLINEを返し、会社立ち上げてどんな感じなんだろとわくわくしながら”小さな結婚式”へと向かった(結婚式行くなんて初めてなので調べまくった)。

 

(もう700文字到達しそう。#2で終わらせるつもりだったのに。いやさすがに終わらせたい、視聴率維持みたいになるの嫌なので。今日は長いです。)

 

 小さな会場の左手からお嫁さんとともにDくんは登場した。髪は黒く染まり、「僕の知るDくん」度は上昇した。一通り会を眺めて、Dくんと話す時間が来た。そこには「僕の知らないDくん」がいた。

 

 彼はアパレルを立ち上げた以外にも、渋谷に美容院を開く、今は港区のガールズバーの店長やってていつかはオーナーになるという話が次々と。彼が経営やお金に関して話す日が来るとは思わなかった。はじめはすげえなって思った。Dくん頑張ってるなって。でも時間がたつにつれ考えが変わった(彼女にその話をしたら別にすごくなくないって言われたのもあって)。自分でデザインとかして服を作りたいのかと思ってたけどオーナーってなにするんだろ。美容院好きなのかななど。彼がやってることはすごいな思う、頑張ってほしい。ただ今まで感じていた好きなことを貫くDくんではない気がした。最初は好きなことを貫くDくんを信じて多少の憧れもあった。会社を立ち上げ、オーナーになり事業を拡大させ、何をしていきたいのか、僕は「僕の知らないDくん」23歳からそれを感じ取ることができなかった。

 

 彼女曰く、僕は人を信じすぎみたい。いいよね信じすぎるぐらいで。だめですか。書きすぎて疲れた。おやすみなさい。