おちゃだより

雑談、ひとこと、気持ち、、、

サッカーの考え方 #4

■サッカー一択の運命〈大学時代〉

 19歳になった頃。見事浪人を回避し、大学へ入学して1週間が経過した頃。初めての一人暮らしでなんか大変かなって思ってたけど、案外暇だった。午前中には授業が終わり家に帰った。アルバイトを探すには気が進まない。サークルでも探そうか、と思ったけど、そう言えば入学式のときのサークル紹介にサッカーのサークルなんてなかったなあ。さすがに大学のサークルまでは調べてなかった(というか特にこの大学についてなにも知らん)。冊子的なものにもサッカー系のサークルはない。終わった。僕の大学人生、学業とアルバイトの繰り返しになることがこの時点でほぼ確定したばかりだった。サッカーもやらず、ぶくぶく太っていくのか、4年間何すればええねん。他のサークル?今頃できるかあ(怒)。男女仲良くテニス?フットサル?そんなことできる心を持った男ではないことは自覚している。ちなみにフットサルとサッカーは全く別物だからね。

 

 アニメであるよくある展開、諦めかけたそのとき。いやいや思いついてしまった。SNSを活用してサークルを探す、高校時代に友達に作らされた(言わせて)Twitterを駆使して使う方法がまだ残されていた。「今年から○○大入学です。仲良くしてください!友達作りたい!」みたいなものを心でバカにしていた自分がTwitterでそんなことしていいのか?と思ったのもつかぬ間、僕はこの小さなプライドを捨て、自ら”仲良くしてください”民となる決断を下した。<○○大 サッカー サークル>で検索した。#は上級者が使うものである。あった、ひとつだけ。「毎週木曜日と土曜日、サッカーやってます。土日はたまに試合あります。」そして決め手となった「部活は厳しいけど、サッカーをまじめにやりたい人歓迎。」。紹介文的には理想的な環境、普通に週2でサッカーができる、サークルだし無理して行かなくたって良い。このサークル行ってみたいなあ。「毎週木曜日かあ、、、。今日やん!今何時?12時40分。まだ始まってない?」。急いでTwitterのページを見た。練習は14時30分から、「新入生はDMしてください。」と一言見つけた。終わった、本日2回目の人生の終わり。DMってどうやんの?さすがにメッセージをどうにかして送れることはわかっていたが、肝心の方法まではわからなかった。新たなタブを開き、<ツイッター DM 方法>で検索する。高校を除いた一番上のページを開き、丁寧に見様見真似でやってみる。なんて文章送ろう。年上だし、上下関係を踏まえて丁寧語で文章を打った。

 「今年入学しました、○○学部の○○です。本日の練習に参加したいのですが、できますか。」。もう13時30分、はやく返信来ないと今日の練習には参加できなそうだな。スマホの画面にしがみついてるとすぐに返信が来た。「できます!サッカーの道具を持って14時に大学前に来てください!」。意外と歓迎ムード、優しい雰囲気。すぐに着替えて荷物を持ち、自転車にまたがった。